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小坂正則の個人ブログ

小泉元首相の「脱原発」に低次元な反論の読売新聞社説

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小泉元首相の「脱原発」に低次元な反論の読売新聞社説
小坂正則

10月8日の読売新聞社説でこの間の小泉元首相の「脱原発」発言を批判する社説を載せたのですが、その内容たるや、中学生以下の低次元なお粗末な内容だったと嘲笑を浴びています。そして小泉さんは19日の読売新聞朝刊に反論の原稿を書いたそうです。残念ながら私は読売だけは買ったことがないので読めないのですが夕刊フジが要旨を書いてますのでその文章を読んでください。
原発推進の正力松太郎さんが作った新聞社だけはあって、また、ナベツネさんの鶴の一声で新聞社が成り立っているだけはあって、一貫して原発推進をどんなことがあっても掲げるある意味では主張のハッキリしている新聞社だということは率直に誉めてやりたいと思います。曖昧な態度で正義の味方ぶって、実は体制派のような朝毎新聞よりも、国民は騙されにくいだけに素直な新聞社だと私は思うのです。

読売新聞社主催で原発大論争の公開討論会を行え

小泉元首相の言っていることは余りにもまともすぎて、いちいちここで取り上げる必要もないでしょう。しかし、読売は小泉さんの発言は無責任だとか、原発は発電コストが安いだとか、原発は二酸化炭素を出さないので温暖化防止に役立つだとか、核廃棄物は安全に処分できるとか反論しますが、それならなぜ福島原発事故を防げなかったのか。これから福島原発の廃炉作業に、除染作業に何兆円のお金が必要なのか。原発がない沖縄電力の株価がなぜほかの原発を持っている本土の電力会社の数倍の株価なのか。全てはことごとく覆されています。それなのにこの期に及んでも読売新聞はまだ往生際の悪い屁理屈を唱えているのでしょうか。読み捨て新聞を取っているみなさん、巨人軍のファンなら仕方ないけど、そうではない方は読売新聞の購読をやめましょう。
原発推進派は逃げずに原発批判派との公開討論会を開催しようではないですか。
聞くところによると、九電はお客様の声を聞く会というのを九州全県で開催したそうです。ただ、その会は非公開で行い、参加者はみなさん九電のお得意さんや原発反対派ではない良識派の方々だったそうです。九電や原発推進派の方々は反対派を恐れて、公開では議論したがらないのです。それをいいことに、私たちにたいして「反対派は自分たちの意見を一方的に押しつけて冷静な議論の出来ない連中だ」と悪口を言うのです。
それなら正々堂々とガチンコ勝負をしたらどうなんだ。朝日新聞でも読み捨て新聞社でもいいから公開討論会をやろうではないですか。


小泉元首相発言 「原発ゼロ」掲げる見識を疑う
(10月8日付・読売社説)

 首相経験者として、見識を欠く発言である。原子力政策をこれ以上混乱させてはならない。
 小泉元首相が講演で、「原子力発電に依存しない、自然を資源にした循環型社会」の実現を唱え、政府に対し、「原発ゼロ」の方針を掲げるよう求めた。東日本大震災を機に自らの考えを変えたという。
 小泉氏の発言は、政府・自民党の方針と異なる。政界を引退したとはいえ、看過できない。
 安倍首相は、安全性が確認された原発は再稼働させ、民主党政権の「原発ゼロ」路線を見直す意向だ。自民党も原発再稼働の推進を選挙公約に盛り込んだ。
 小泉氏は原発の代替策について「知恵ある人が必ず出してくれる」と語るが、あまりに楽観的であり、無責任に過ぎよう。
 現在、火力発電で原発を代替している結果、燃料の輸入費が増え、電気料金は上昇を続けている。このままでは、家計や経済活動に与える影響が大きい。
 火力発電は、二酸化炭素(CO2)を多く排出し、地球温暖化が進む大きな要因である。
 太陽光や風力を利用した再生可能エネルギーは、天候に左右されるなど弱点があり、主要電源になる展望は見えていない。原子力、火力を主力にバランスの取れた電源構成を目指す必要がある。
 「原発ゼロ」が政策になれば、福島第一原発の廃炉などに必要な技術者も確保できまい。
 小泉氏は、「原発ゼロ」の理由として、原発から生じる放射性廃棄物の扱い方を疑問視し、「核のごみ処分場のあてもないのに、原発を進める方がよほど無責任ではないか」と主張した。
 使用済み核燃料や、それを処理した際に出る放射性廃棄物の処分法は技術的に決着している。
 専門家は地盤の安定した地層に埋めれば、安全に処分できると説明している。日本を含め各国がこの方法の採用を決めており、フィンランドでは建設も始まった。
 放射能は、時間を経ると減り、1000年で99・95%が消滅する。有害性が消えない水銀など重金属の廃棄物とは事情が違う。
 問題は、廃棄物を埋める最終処分場を確保できないことだ。政府と電力業界は候補地を募ってきたが、自治体や住民の理解を得る努力がなお足りない。
 処分場の確保に道筋が付かないのは、政治の怠慢も一因と言える。首相だった小泉氏にも責任の一端があろう。処分場選定を巡る議論を進めるべきである。
(2013年10月8日01時47分 読売新聞)

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小泉元首相、読売社説にブチ切れ!
「原発ゼロ」批判に異例の反論
夕刊フジ2013.10.19

「原発ゼロ」を訴える小泉純一郎元首相が、とうとうブチ切れた。小泉氏は19日付「読売新聞」朝刊に寄稿し、「原発ゼロ」論を批判した読売社説に対し、事細かに反論を展開したのだ。首相経験者が個別の社説にかみつくのは異例中の異例。議員引退後は表舞台から遠ざかっていた小泉氏だが、自身に向けられた批判に“けんか師”の血が騒いだようだ。
小泉氏が19日付読売に掲載したのは、「『原発ゼロ』を目指して」と題する論文。怒りの矛先は、「小泉元首相発言 『原発ゼロ』掲げる見識を疑う」と題した8日付読売の社説に向けられた。
論文は、社説での小泉批判を引用し、これに反論するスタイル。原発の代替電源・火力発電で電気料金が上昇し、経済に悪影響を及ぼしているという読売社説の指摘には「蓄電技術の開発が進んでいるではないか」などと強調した。
「必要は発明の母」
「過ちては改むるにはばかることなかれ」
「『やればできる』は、魔法の合言葉」
文中では、印象に残るワンフレーズで説得力を持たせる小泉節も健在。「挑戦する意欲を持ち、原発ゼロの循環型社会を目指して努力を続けたい」と締めくくった。
政治評論家の小林吉弥氏は「元首相が新聞社の社説に反論するなんて聞いたことがない。変人の面目躍如だ」と指摘した上で、こう続ける。

夕刊フジ
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20131019/plt131019144...
by nonukes | 2013-10-20 23:18 | 脱原発大分ネットワーク | Comments(0)

  小坂正則