ブログトップ

小坂正則の個人ブログ

全原発停止の今こそ冷静にエネルギーを何に頼るか議論しよう

全原発停止の今こそ冷静にエネルギーを何に頼るか議論しよう
小坂正則
d0174710_1762028.jpg

原発をやめても電気代を値上げなどしなくていい

本日未明に大飯原発4号機が定期点検のために停止したので日本中の原発が1年2ヶ月ぶりにすべて止まった。今年の夏は異常気象で毎日34度以上の猛暑日が連続したが、たった一度も電力不足という言葉を聞くことはなかった。電気は全く足りていることだけは間違いないようだ。ただ、電力会社も政府も「原発の代わりの発電を天然ガスなどに頼っているので、その分の燃料代がかさんでいる。だから1日も早く原発を動かしたい」と言っているのだが。でも、その燃料代が年間4兆年程かかっているというのだが、原発を動かしていないのに動かすための費用が年間1兆4千億円かかっているということだから、その分を引けば、実質の負担経費は2兆6千億円になる。20円でロシアから買っている天然ガスをアメリカのシューエルガスに変えたら半分の経費だというから、残りはわずか1兆3千億円。電源特別会計という税金を私たちは1キロワット当たり、0.375円支払っているのだが、一般家庭で1軒あたり、110円位し払っている計算になる。このお金はほとんどが原発関連の費用として使われていて、年間約3500億円。まだまだあるぞ。原発だけの発電専門会社の日本原電はこの1年間に1キロワットも発電していないのに年間1400億円もの電気代を各電力会社から基本料金という名目でもらっているんだけど、これもいらないからこの会社との契約も破棄できる。まだまだあるぞ。核燃料サイクルもいらないよね。年間2700億円も各電力会社が支払っているんだって。これも原発をやめたら不要だぞ。「もんじゅ」もやめれば年間維持費が200億円浮くし、機構も廃止すれば1千億円は浮くんじゃないかな。電力会社の上部組織の電気事業連合会もこの際だから解散してもらおう。これで年間数百億円は浮くぞ。電力会社が原発立地自治体にばらまいているやみ寄付もやめてもらおう。広告だってやめたら年間1000億円は浮くぞ。これは失礼、すでに広告はやめてるんだった。何だ、どんどんこんな原発関連予算を削っていけばいいだけじゃないか。そしたら4兆円などすぐ節約出来るじゃないか。
それに昨年菅総理が辞任と引き替えに通した法律の「再生可能電力の全量買取法」によって、今年の3月に契約された太陽光発電が1300万キロワットになったそうだ。また、日本は今年中に太陽光発電が世界一になるという。原発数基分の太陽光発電が出来たことになるんだ。

原発やめたら自然エネルギー産業と省エネ産業が生まれる

まだまだ電力の節約は出来るぞ。日本中の照明をLEDに替えたら原発13基分の電力が節約出来るというじゃあないか。全部を変えるのはむりでも半分で6基分の電気が節約になる。いま量販店に行けばLEDは1個980円で売っているんだから、もっと宣伝してどんどんLEDに替えよう。
そんな努力をみんなでやればいいだけ。天然ガスも石油も使わずに原発の電気分は節約したり、太陽光などで賄うことも不可能じゃない。画期的な木質バイオマス発電所が日本中に出来ているそうだし、年間27兆円のエネルギーを買うために外国に支払っているお金を、その半分でも国内で賄えたら13兆円も浮くんだ。そうしたら13兆円が国内に流通して不況も脱出できるぞ。そしたら若者に仕事も与えられる。新たな雇用は500万人以上生むことが出来るし、省エネ産業も生まれるんじゃないだろうか。だったらそっちの方が原発を動かすよりもよっぽどいいんじゃないか。もっとみんな冷静になって国民的な議論を起こそうよ。少なくとも1年間再稼働を待って、その期間を原発モラトリウム期間にして大いに国民的な議論をしたらいい。

福島はコントロールなんか出来ていないのに原発を再稼動させるの

自民党安倍首相はオリンピックの招致のために「福島原発はコントロール状態にある」とリオで宣言したが、福島原発現地は決してそんな生やさし状態ではない。汚染水対策のために地中に強大な冷却棒を差し込んで地下を凍結させて地下水が原子炉に入ってこないようにする計画だが、その結果、行き場の無くなった地下水が原子炉を押し上げて、わずかな地震で原子炉建屋が傾くか崩壊する危険性が生じるのではないかと東京新聞9月12日に報じている。行き場の無くなった地下水によって、地盤が液状化して汚染水のタンクが傾く可能性など新たな問題が出てくるのではないかというのだ。もし、強引に原発再稼働して、また大事故があったら東京オリンピックもパアになっちゃうよ。もう目を覚まそうよ経団連のお偉いさんや自民党支持のみなさん。
by nonukes | 2013-09-16 17:06 | 原発再稼働は許さない | Comments(0)

  小坂正則