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小坂正則の個人ブログ

「原発ムラの陰謀を暴け」電力会社や公安によるいやがらせの実態?

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原発ムラの陰謀を暴け
小坂正則

海渡雄一弁護士などが企画した「反原発へのいやがらせの歴史展」という展示会を8月10日と11日に東京で開催されました。私は当然見に行けてませんが、その展示会の記念講演会のビデオを観ることが出来ました。そこで主催者の海渡弁護士の司会で「なぜこのような展示会を開催したのか」と言う説明と、実際にいやがらせを受けた市民の証言などがありました。実はこのようないやがらせは20年以上前に起きたことなのです。
私の周りの方は受けた方がいます。私はこのような手紙の嫌がらせは受けたことはないのですが、そういえばもっと悪質な嫌がらせを受けたことがあります。公安警察が私につきまとって、私の職場まで来て、嫌がらせをしたことがありました。私はたまたま公務員だったのでクビにはなりませんでしたが、これが中小民間企業だったらとっくの昔にクビになっていたでしょう。私のことを「小坂というやつは虫も殺さないようなやさしい顔をしているが、夜な夜な人殺しをやっているのだぞ」と私の同僚が警察官の友人から聞かされたといって私に「お前は過激派なのか?」といって心配してくれたことがありました。そのほか、当局はもちろんのこと、組合まで来て「小坂は過激派で天皇陛下にミサイルを撃ち込むかもしれないので居所を教えてほしい」といって聞き込みに来たという話しを組合幹部から聞いたことがありました。というのも昭和天皇が死んで、大嘗祭というのがあった時期に、たまたま私は「原発いらない人びと」という名前の参院選をやって、その総括会議が青森県で開催されたので1週間の有給を取って東京経由で青森まで行っていたのです。だから課長も組合幹部も私の居所を知らなかったのです。課長にどこに旅行にいくなどいちいち言う必要もありませんよね。もちろん私は過激派でもなく、ましてや暴力など一切認めない市民運動しかやってはいません。非暴力直接行動主義者です。
まずは皆さん、脱原発を願う方はぜひこのビデオを見て下さい。20年も前のことですが、このような大規模な嫌がらせを誰が行ったのか。嫌がらせの中身は、集会に参加した方の写真を撮って送りつけることや、公園で子どもと遊んでいる日常の生活の様子まで写真に撮って送りつけたりしているのです。その他、ニワトリの生首を送りつけたり、無言電話やなりすましの年賀はがきを運動仲間に出したりして手の込んだことを全国で繰り広げられたのです。
海渡弁護士の報告では全国の突出した運動家などを中心に全国からポスト投函されていて、外国から投函されたものまであったというのです。このような嫌がらせは大規模な組織で大量の資金がなければ出来ないことだし、人が知らないような公安情報まで使ったような書き方がされていたというのです。彼によれば「証拠があるわけではないのであくまでも推測ですが、電力会社と公安関係者や国の関与がなければこれほどの大規模ないやがらせは出来ないだろう」ということです。

なぜ今このような展示会を開催したのか

海渡弁護士によると、「この秋には全国で「原発再稼働」をめぐる大規模なたたかいが繰り広げられるだろう。その中で誰かがこのような妨害行為を行う可能性がある」と。20年前にいやがらせを行った理由は①初心者の反原発運動に関わりかけた主婦などが、恐怖を感じて運動から身を引くことを狙ったのだろう。②運動の中に対立を持ち込むために謀略的なニセ情報を流すことが目的だったのだろう。ということです。
だから、この秋から始まるであろう反原発運動の高揚期に、ちょっとおかしな動きや対立を煽るような情報に接したら「これは反対派を分裂させるための謀略ではないか」と疑ってほしいと話していました。そして、対立しないでみんなが互いの違いを認め合って、このような謀略を仕込もうとする組織が入ってくる余地がないようにしようということでした。
私はいまさら昔の回顧展をやってどうするのだろうと最初は思っていましたが、確かに海渡弁護士の意図をしっかり理解しました。

「原発ムラの陰謀」週刊朝日発行の単行本発売

1995年もんじゅ事故による動燃のビデオ隠し調査委員会の幹部が翌年自殺しました。しかし、この自殺は非常におかしな死に方をしたことで遺族の方が裁判で争ったそうですが敗訴しました。そして、動燃幹部の遺品の中から「動燃がやって来た裏工作の資料」がどっさり出て来たのです。それを週刊朝日が連載して単行本になったものが、この「原発ムラの陰謀」です。彼は裏工作やありとあらゆる秘密工作をやってきた張本人だったのです。だから海渡弁護士は電力会社や原発関連組織がやったことは明らかだと言うのです。ちなみに海渡弁護士は40年前から反原発をたたかう我らの心強い味方の弁護士です。奥様は元社民党党首の福島瑞穂さんです。最後の方で山本太郎さんも出てきます。
このビデオは若い方も歳行った方も必見のビデオです。運動の路線対立を乗り超えて一緒に電力会社と国を追い詰めようというメッセージが込められています。

原発ムラの陰謀
住民工作、思想調査、マスコミ・政界対策、選挙……。原発推進のために「原子力ムラ」が水面下で繰り広げてきた暗黒の活動の数々を、謎の死を遂げた旧動燃幹部が遺していた門外不出の機密資料で詳細にあぶりだす。週刊朝日大反響連載を大幅加筆したスクープ・ノンフィクション。

・発売日:2013年08月20日
・著者/編集:今西憲之週刊朝日取材班
・出版社:朝日新聞出版
・サイズ:単行本
・ページ数:319p
・価格1785円

反原発へのいやがらせ歴史展
by nonukes | 2013-08-13 16:48 | 脱原発大分ネットワーク | Comments(0)

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