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小坂正則の個人ブログ

「発送電分離なら原発持てない」八木電事連会長発言?

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発送電分離なら「原発持てない」 八木電事連会長 朝日新聞2月16日

電力会社から送配電部門を切り離す「発送電分離」について、電気事業連合会の八木誠会長(関西電力社長)は15日の記者会見で、「今の状況では(原発は)多分持てない」と述べた。送配電網が切り離されれば売り上げが減り、原発の維持費用などを出せなくなると心配しているからだ。
経済産業省の専門委員会は8日、「5~7年後をめどに分離を進める」との報告書をまとめた。電力会社の子会社に送配電部門を移す「法的分離」(別会社方式)を想定している。
これに対し、八木氏は「低廉で安定的に電気を送れるのか検証されていない」「お客さまの利益につながるシステム改革にはならない」と反対した。

電力会社は送配電部門の利益がなくなれば、原発のように投資や維持費にお金がかかる施設を維持していくのが厳しくなる。さらに原発が止まったままでは火力発電の燃料費もかさむ。
 八木氏は「電気をできるだけ低廉で安定して送るために原子力はうまく活用すべきだ」と述べ、原発再稼働も求めた。

ちょっと待って!原発の発電コストは一番安かったのではないの?小坂正則

こんな国民をバカにした発言を私たちは黙って見過ごすわけにはいかない!これまで40年以上もの間、「発電コストが一番安いから原発を建設する」と、電力会社も国も、そう説明してきたのじゃなかったの。しかし、電力事業に適正な競争を導入しようという段になったら、手のひらを返したように「ちょっと待って!発送電分離などされたら原発を持ってる電力会社は潰れてしまう」など、今さら言わないでよ。

これまで、私は九電株主総会で何度も質問しました「各電源構成ごとの発電単価を教えてほしい」と。すると彼らは「発電単価は企業秘密ですので具体的な数値は公表できません」と。「しかし、資源エネ庁による平均的なコストから説明しますと原発は一番割安い発電方法です」と、私たち株主をバカにした説明をしていたのです。私は株主です。だから株主は自分の会社が本当に利益を出すためにどれだけのコストがかかっているのかを知る権利があるのです。原発ではなくほかの発電方法にした方がもっと儲かるのではないかという株主の正当な疑問にキチンと会社は答える義務があるにもかかわらず、彼らは私ら株主をバカにした説明に終始していたのです。確かに彼らは原発の方が儲かってはいました。それというのも、総括原価方式で、原発にかかるコストを利益率に組み込むことができるからです。しかし、この方法は反社会的な企業の行う裏技です。決して行ってはならないコンプライアンス違反の行為です。原発のコストはちっとも安くないのに、私たち消費者は電力地域独占という制度に縛られて高い買い物を電力会社に無理矢理させられていたのです。そんな地域独占を解体しようという議論が始まったら、彼らは急に「ちょっと待って」と言い出したのです。

OECD加盟34カ国で発送電分離してない国はメキシコと日本だけ

私たちの国の一般家庭の電力についていえば北朝鮮と同じです。なぜなら電気を自由に売り買いする権利が一切ないのですから。OECD加盟34カ国の中で発送電分離してなくて電力会社が送電部門を独占的に占有している国はメキシコと日本だけなのです。しかし、昨年の8月に行われた田中優さんの講演会で、「来年にはメキシコは発送電分離が予定されているので、とうとう日本だけになるのです」と話していました。この裏付けはまだ取れてはいませんが。やはり私たちの国は北朝鮮とあまり変わりないのではないでしょうか。だって、八木電事連会長のこんな馬鹿げた発言をマスコミも私たちも平気で許しているのですから。北朝鮮の金さんにひれ伏すしか生きられない北の人びととどこが違うのでしょうか。北の人びとに1日でも早く自由が来ることを願いながら、私たちの国でも不自由な現状を改めようではありませんか。
私は自民党員や自民党支持者よりも、いっそうの自由主義者ですから、電力を自由に買えない社会など我慢できませんし、許せません。一刻も早く電力の完全自由化と発送電分離(所有分離)を求めます。しかし、影に隠れて会社の悪事を支えている労働者や労働組合も最低ですね。郵便局を2年前に退職した私は連合組合員を辞められてホッとしています。だって、連合という原発推進の組織に入って、その組織を私の組合費が支えていたのですから。以下の新聞記事をお読み下さい。

大手電力や電力関連各社の労組が参加する電力総連も14日、電力制度改革案が「現場の実態が踏まえられないまま検討が進められた」と批判する文書をまとめた。国の責任の明確化などを求めていくという。(産経新聞2月16日)
by nonukes | 2013-04-18 03:01 | 電力自由化 | Comments(0)

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