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小坂正則の個人ブログ

大飯原発:破砕帯の再調査も 「活断層否定できぬ」

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大飯原発:破砕帯の再調査も 「活断層否定できぬ」
毎日新聞 2012年11月02日


関西電力大飯原発(福井県)の敷地内の断層(破砕帯)が活断層の疑いがあると指摘されている問題で、原子力規制委員会は2日、初の現地調査を終えた。島崎邦彦委員長代理(前地震予知連絡会会長)は調査後、報道陣に「必要なら再調査も可能性の一つ」と語り、追加調査を示唆した。4日に東京都内で開く会合で結果を評価する。

規制委が現地で断層を調査するのは初めて。田中俊一委員長は「(活断層の可能性について)クロや濃いグレーなら運転停止を求める」との見解を示している。同原発は全国で唯一稼働しているが、活断層と判断すれば関電に運転停止を求める。

島崎氏と外部専門家4人による調査団はこの日、2、3号機の間をほぼ南北に走る「F−6破砕帯」を調べた。午前中は、敷地北端の「台場浜」付近に関電が掘った深さ約5メートルの溝(トレンチ)に入って、地層の断面を確認。午後は1、2号機北側の山中のトレンチで、F−6破砕帯を直接見て確認した。長さを確認したりするため、延長部分と想定される場所も調べた。このほか、掘削(ボーリング)で取り出した地層の土などもチェックした。

台場浜付近のトレンチでは、関電があると想定していた場所にF−6破砕帯がないことが判明。調査団メンバーで、活断層の危険性を早くから指摘していた渡辺満久・東洋大教授は「関電の想定とは別の場所に破砕帯があった」と指摘し、関電が10月31日に提出した中間報告を問題視。そのうえで「活断層かははっきりしないが、否定できない」と述べた。
 島崎氏は2日の会見で、「一番大事なのは大飯原発の安全性。その基本に立ち返って議論する。日曜日(4日)に私の判断を伝える」と語った。
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大飯原発3、4号機の停止は廃炉への大きな一歩
小坂正則

大飯3、4号の再稼働を行う判断をした野田首相は、「活断層をめぐる議論が大きくなれば廃炉の危険性もあるので、その前に何とか政治判断で動かしてしまおう」と思ったのではないだろうか。しかし、社民党党首の福島瑞穂さんや民主党も含む脱原発派の議員や市民に良心的な学者の訴えにより、大飯原発の活断層の議論が規制庁をも動かすきっかけとなった。このまま止められる可能性は五分五分だが、もし、大飯原発が止まることになればずいぶん大きな影響を与える可能性がある。大飯が止まれば日本中の全ての原発が止まるという画期的なことになり、「もう原発は動かす必要などない」というムードが全国民へ波及する可能性がある。そして、志賀原発や敦賀原発などの廃炉の議論が次には待っているのだから。そうなれば全原発の廃炉または運転開始の延期という空気はますます大きくなると思われる。そのことが衆議院選の大きな争点となり、「第三局がどうのこうの」という政局論争ではなく、政策論争が巻き起こるかもしれないからだ。

原発再稼働よりも尖閣列島の方が産業界にとっては死活問題

いまは学者や市民やマスコミを含めた全国的な廃炉派と再稼働派の水面下での攻防戦だ。
私たちに何ができるか。それはなかなか難しいが、とにかく1人でも多くの友人や知人へ「活断層の上に建つ原発の危険性」や「原発がなくても電気は足りている」ことや、「原発を廃炉にすれば電気料金はそんなに上がらないし、むしろ下がることもあり得る」ことと、それに「原発がなければ日本の産業界が沈没する」ことはなく、それよりも「石原都知事が尖閣列島の領土問題を主張する方が国益を損ねる」ことの方が原発よりもよっぽど経済的な打撃を被る重大なことだと訴えるべきなのではないだろうか。
また、「原発を動かさなければ原発立地自治体の死活問題だ」という主張に対しては、これまでの交付金や固定資産税の代わりに、例えば「原発廃炉交付金」などの名目で廃炉が完了するまではこれまでと同じような交付金を与えればいいだけのことだ。それは麻薬中毒患者を治療するようなものだろう。そして、そのうちに新し産業を生み出し自立するための自主的な努力を原発立地自治体へ促せばいいだけだ。いつまでも国や他人に任せていては自分たちの町の自立も町おこしもあり得ないのだから。原発立地自治体は、もういい加減に自分の頭と身体を使って自分たちの地域の自立を考えた方がいい。

大飯原発の活断層の資料を紛失 関電

原子力規制庁との市民交渉

大飯原発で新たな活断層の確認11月2日
by nonukes | 2012-11-04 12:47 | 原発再稼働は許さない | Comments(0)

  小坂正則