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小坂正則の個人ブログ

関電は大飯原発再稼働の後、火力をどんどん止めている!

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関電「でんき予報」に漂う“不信感”…大飯再稼働でも改善せず産経新聞 7月14日(土)

 2日にスタートした関西電力の節電要請から約10日が経過した。当初の一昨年夏比15%以上の節電目標は、大飯原子力発電所3号機(福井県おおい町)のフル稼働を受け、10%以上に緩和された。しかし、関電のでんき予報では、なぜか再稼働後のほうが使用率予報が高くなっているケースが多い。再稼働により供給力が上積みされ、再稼働前後で最大需要はほとんど変わっていないにもかかわらずだ。なぜ、でんき予報の使用率が改善されないのか? その背景には、関電の“ある思惑”が見え隠れするのだ。
 「節電に対する取り組みを非常に深めていただいている」
 9日、関電本店(大阪市北区)で節電目標の引き下げを発表した香川次朗副社長は、管内で昨夏以上の節電が進んでいるという見方を示した。
 産経新聞の調べでも節電要請開始後、関電管内では昨夏に比べ最大電力が約130万キロワット減少していることが判明。管内の一般家庭や企業が、昨夏以上に厳しい節電に取り組んでいる実態が浮き彫りになった。
 ここで利用者(管内の顧客)が節電対策の目安としているのが、関電が連日発表する「でんき予報」だ。特に、企業などの大口需要家にとっては、関電の需給見込みが翌日の生産計画などに影響することもある。
 でんき予報は前日の午後6時ごろに発表される。供給力に対する最大需要の割合を「電力使用率」で示したもので、90%未満であれば「安定した需給状況」としている。
 節電要請初日の2日のでんき予報(1日夕発表)は、電力使用率を「81%」(午後2時台)と予想した。最大電力見込みを2140万キロワットとし、それに対する供給力として、火力をほぼすべて稼働させるなどして2624万キロワットを確保したためだ。
 その後、大飯原発3号機が9日未明にフル稼働を開始。これに伴う揚水発電の能力増強もあって、供給力は計約170万キロワット改善した。しかし、11日(10日夕発表)のでんき予報はなぜか「88%」(午前11時台)と厳しさを増す予想となった。最大電力見込みは、2日とほぼ同じ2190万キロワットだったにもかかわらずだ。
 注意深くみると、大飯3号機がフル稼働して供給力の上限は確かに増強されたものの、その日その日の供給力は減っているのがわかる。ほかでもない、関電が供給力を減らしていたのだ。11日の供給力は2488万キロワットで、2日に比べて約140万キロワットも減少していた。
 実はこの日、関電は赤穂発電所2号機(兵庫県赤穂市、60万キロワット)や海南発電所3号機(和歌山県海南市、同)など火力の4プラントの運転をあえて停止させ、約250万キロワット分の発電を止めていたのだ。表向きは「供給余力がある間に火力の検査・調整をするため」(関電担当者)というのが理由だ。
 確かに電力需要のピークを間近に控え、不測のトラブルを防ぐために火力のメンテナンスを行うことは重要だ。しかし、疑問は残る。そもそも関電が任意で調整できる供給力を元に弾き出された「使用率」を、純粋な“でんき予報”と位置付けていいものだろうか?
 裏を返せば、関電が供給力をコントロールすれば、使用率の予報値は自由に操作できる。安定した需給を示す「青信号」が続いているとはいえ、管内の家庭や企業が厳しい節電を強いられている状況下で、このような「でんき予報」には不信感を覚えずにはいられない。(香西広豊)
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関電 節電功奏し当面は需給安定 要請から一週間日本経済新聞 2012年7月7日

 6日は91%まで上がり、今夏の節電期間としては初めて需給状況が「やや厳しい」ことを示す注意信号がともった。
 要因の一つは関電がコストのかかる石油火力発電所を数基止めていることだ。当初は今週は2基を止める予定だったが、安定した需給状況を踏まえて徐々に停止数を拡大。6日は6基の石油火力を止めた。6基の発電量は約300万キロワットで、原発3基分に相当する。
 計画的に止めている石油火力はいつでも再稼働できるが、日々の供給力からは差し引かれる。結果として使用率は高めの数字になってしまうが、 潜在的な供給力にはかなりの余裕がある。トラブルで停止している液化天然ガス(LNG)火力の姫路第2発電所4号機(兵庫県姫路市、出力45万キロワット)も1週間ほどで復旧する見通し。
 さらに9日未明にも大飯原発3号機(福井県おおい町)がフル稼働すれば、118万キロワットの供給力が上積みされる。
 関電が6日発表した9~13日の予想によると需要は2080万~2170万キロワット。対して供給力は大飯原発3号機のフル稼働も織り込ん で2400万キロワット台を確保できるとしている。電力の使用率は85~88%で、需給状況は「安定」との見通しだ。しかも、この期間は石油火力を7基停 止する予定。約340万キロワットもの余力を残している。

関電は大飯原発3、4号を動かせば電気が余って困る小坂正則

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これは7月17日(月曜日)真夏日の猛暑にも関わらず設備用率は80%です

関電は先週のピーク時の電力需要を2080万~2170万キロワットと予想しているのに、実際の発電能力は2400万キロワットだといいます。それに今週中には4号機118万キロワットも稼働予定ですから2520万キロワットにプラスして揚水発電を加算した発電能力に達するのです。だから石油や天然ガス発電をどんどん止めているのですが、それなら原子力規制委員会が9月にはできるのだから9月まで再稼働は待ってもよかったのではないでしょうか。野田首相は「電気が足りなくて国民生活が心配だから見切り発車でも、私の責任で大飯は動かす」と言ったのです。しかし、現実は最大電力需要時でも18%あまりも余る予定なのです。それに今年はみなさん節電しているのでもっとたくさん余るでしょう。だから関電は本当はもっとみなさんに電気を使ってほしいのが本音なのでしょうね?
上の電気予報は昨日の実績です。何と気温が33.6度の真夏日の温度になったにも関わらず、電気利用率は80%しかないのです。この上、火力を300万キロワットも止めているのですよ。
しかし、「電気をもっと使ってください」などを言えばみなさんから総すかんを食うと分かっているので、彼らは姑息にも火力をどんどん止めて常に設備利用率を80~90%台であるかのように操作するのでしょう。でもそんな浅知恵はすぐバレてしまうことですが。
by nonukes | 2012-07-17 13:31 | 原発再稼働は許さない | Comments(0)

  小坂正則