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小坂正則の個人ブログ

大分県は性急に震災ガレキの受け入れを決めないでください

なぜ私たちがガレキの受け入れを拒否するのか

1、大分県知事は東日本大震災により出たガレキを積極的に受け入れるべきだと表明していますが、仮にガレキを焼却した場合に放出される煙の放射能による周辺住民への健康被害が懸念されます。また、焼却灰には濃縮された放射能が含まれますが、その安全な管理も本当に出来るのかが心配されます。

2、国は焼却灰の管理は1キロ8000ベクレル以下は安全だと主張していますが、1キロ8000ベクレルという高濃度の放射性廃棄物は素人が考えても安全だとは思われません。食品の放射能汚染基準は来年度から1キロ100ベクレルへ下がるといいますが、国はこれまで1キロ500ベクレルという高い基準値で3.11事故後国民には我慢を強いていました。そのような国のいう1キロ8000ベクレル以下は安全だという基準値を私たちは信用できません。

3、私たちもガレキの速やかな処理は東北の人びとの復興に必要だと思いますが、ガレキを各地に運んで処理するしか方法はないのでしょうか。津波の来た場所に埋設処分するなど、焼却以外の方法はないのでしょうか。宮脇 昭、地球環境戦略研究機関国際生態学センター長、横浜国立大学名誉教授、新日鉄大分の森を設計した生態学者は、東北のガレキは焼却処分するのではなく森の防潮堤のために埋め立てるべきだと提言しています。このような方法もなぜ検討しないのでしょうか。また、少なくとも遠く九州までガレキを運んで来て焼却処分するよりも近くで有効利用する方がコストや処理時間などをも含めて効率的なのではないでしょうか。

4、今回の福島原発事故は国と東電の責任です。私たち国民も応分の負担をするべきだと、知識人や国は言いますが、果たしてそうでしょうか。原発の建設や運転に反対してきた多くの人びとの声を無視して、また周辺住民の原発建設反対運動を踏みつぶして進めてきた原発が事故が起こったら、今度は国民の責任だという言い方は、原発を推進してきた組織や人びとの責任を曖昧にしてしまう暴論です。「1機の原発建設も受け入れて来なかった」という正しい選択をした大分県民として、県民の生命と安全を守るためににも放射能に汚染した疑いのあるガレキを大分に持ち込ませないという断固とした姿勢を大分県知事に示してほしいと思います。


脇昭さんの提案 いのちを守る300キロの森作り
by nonukes | 2012-03-06 02:08 | 脱原発大分ネットワーク | Comments(0)

  小坂正則