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小坂正則の個人ブログ

自然エネルギーの可能性と原子力の矛盾 その4

「オール電化で年10万円おトク」は不当表示

九州電力の「オール電化は年10万円おトク!」のチラシに「事実と異なる」という理由で、国の公正取引委員会から2008年10月15日に排除命令が出されました。
オール電化にするにはエコキュートやIH調理器(合計100万円以上)が必要ですが、その費用を計算に入れずに年間10万円、30年で約350万円から700万円も節約になるという表示を行っていたものです。しかし、エコキュートは10年もすれば買い換える必要があり、10年で100万円の設備を買い換えた場合は差し引き利益は0円です。

オール電化はホントに環境にもやさしいの?

 「エコキュートやIH調理器は環境にもやさしい」というのが九電のうたい文句でしたが、国土交通省所管の公益法人「建築環境・省エネルギー機構」によるエコキュートの性能試験で「省エネ効果がまったく得られない場合がある」と報告。朝日新聞2008年12月26日「エコキュート本当にエコ?」の見出しで、省エネ効果に疑問を投げかけています。「JOMOレポート」によると、ガス温水器「エコジョーズ」とエコキュートを比較したら「エコキュートの方が二酸化炭素排出量が37%も多くなった」と発表。「都市ガスと比較すると69%も増加」と報告しています。

IH調理器の電磁波による人体への影響はないの?

 IH調理器は電磁波で鍋の中に渦電流を生じさせて金属鍋を加熱するのですが、電磁波は人体に悪影響を与える恐れがあります。特に妊婦はお腹の赤ちゃんへの影響が心配されます。スウェーデンのカロリンス研究所(ノーベル医学賞の選定を行う研究機関で世界最高の研究機関)は、「高圧送電線の近くに住む子どもたちは電磁波の影響で、3.8倍も白血病が増えている」という衝撃的なリポートを92年に出しました。電磁波の恐ろしさは、科学的に未解明な部分が多いのです。

昼間の電気は夜の3.6倍も高いオール電化

 07年度にオール電化にした家は九州で44万2000戸で01年度の約5倍という勢いです。しかし、オール電化にしたら光熱費が逆に増えたというお年寄りの家庭が後を絶ちません。お年寄りは昼間はほとんど家にいるので昼間の電気料金が夜の3.6倍も割だかなオール電化は光熱費が高くなります。光熱費が安くなるケースは夜型の生活をする都会の若夫婦などの場合です。
 電気とガスの長所をそれぞれ使い分けた「環境にやさしい生活」を、あなたもご一緒に考えてみませんか。

参考文献「ホントは損するオール電化住宅」船瀬俊介著:三五館出版1050円より引用
by nonukes | 2010-06-30 15:52 | 脱原発大分ネットワーク | Comments(0)

  小坂正則