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小坂正則の個人ブログ

自然エネルギーの可能性と原子力の矛盾 その2

「自然エネルギーは不安定で僅かしかなく利用するには経済的ではない」とよく言われます。確かに現時点では石油に代わる経済的なエネルギーは石炭ぐらいでしょう。だとしたら石油が高騰するまで自然エネルギーの利用はできないのでしょうか。市場原理に全てを任せているなら、確かにそうなります。前政権はそのようにしてきました。その結果、太陽光発電が2005年に世界の50%のショアを取っていた日本が、2009年では僅か12%のシェアしかないのです。

それに比べて、ドイツは日本と全く逆の状況です.現在ドイツのメーカーは世界のシェアの50%を獲得しています。つまり、政策的な支援がなかったら新たな技術や制度は伸びないのです。ドイツは国が積極的に自然エネルギーを普及させるために「自然エネルギー導入したら儲かる仕組」を作ったから、風力も太陽光発電も世界のトップ技術とシェアを獲得したのです。

このような、ドイツが作った仕組とは一体何なのでしょうか。それは、電力会社に自然エネルギーで作った電気を高く、それも全量買い取らせる仕組みを作ったからです。だから、ドイツ国民は、こぞって太陽光発電や風車を建てたのです。そうすれば儲かるからです。ところが、日本の電力会社は強力で政府を動かす力を持っています。電力会社の労働組合も民主党の大スポンサーです。

日本の電力会社は原発への巨大な投資を回収するために、自然エネルギーの電気を買い取ることを極端に嫌います。だから電力自由化が日本ではいっこうに進みません。(つづく)
by nonukes | 2010-06-26 14:30 | 脱原発大分ネットワーク | Comments(0)

  小坂正則